島田城(しまだじょう)は、尾張国愛知郡(現愛知県名古屋市天白区島田)にあった日本の城(平城)。県遺跡番号010064として埋蔵文化財包蔵地になっている。

歴史

室町時代初期、尾張・遠江・越前の守護斯波高経が鎌倉街道の要所となるこの地に築城した。詳しい築城年は不明である。室町時代末期、斯波義銀の従兄弟牧長義が小林城主となり、その出城として島田城を修理した。

北には天白川、東には島田川が流れる。尾張志では、島田城の規模は東西約40間(約76メートル)、南北約100間(約182メートル)とされる。

牧顕朝の子孫が代々城主をつとめ、牧義次・牧義汎・牧左近・牧虎蔵(牧野虎蔵)と続いていった。江戸時代以降も、この地域に牧一族は住み続け、現在も牧姓が周辺に多い。

現在はかつての中心部付近に牧神社が鎮座していて、私有地ではあるが立ち入りが可能となっている。土地区画整理が行われる前は濠や矢場が一部残っていた。

所在地

愛知県名古屋市天白区島田5丁目

ギャラリー

参考文献

  • 『尾張志』
  • 『張州府志』
  • 『天白の歴史』

脚注

外部リンク

  • 島田城 愛知の城 - ウェイバックマシン(2010年3月23日アーカイブ分)

金鯱の名古屋城(和田フォト)

島田城

名古屋市天白区島田城跡は織田信長の妹を娶った牧長清の一族の牧虎蔵の城だった

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